生活の感触
この夏、オランダのEindhovenにあるSectie-Cという場所を訪ねた。ものをつくっている人たちの、生の現場。建築は生活と切り離せない。
この夏、オランダのEindhovenにあるSectie-Cという場所を訪ねた。ものをつくっている人たちの、生の現場。建築は生活と切り離せない。
図面は1ミリ単位で描く。でも現場では、「ちょっと」という単位が飛び交う。曖昧な言葉のほうが、目と体の判断に任せられる。
天井の低い部屋が好きだ。制約はデザインの起点になる。弱点だと思っていたものが、逆手に取ると一番の個性になる。
空間と音の響きは密接な関係がある。音が健やかに鳴り響く場所には、自ずと健やかな暮らしが宿る。
つくることは壊すことから始まる。そして壊すということは捨てるということでもある。
私は図面を引き、現場ではなるべく自ら槌を振るう。設計と施...